2011年11月の記事一覧

メラニンはメラノサイトで作られ、しみの元となる色素のこと。

本当は細胞核を紫外線から守るフィルター的な役割を持っています。

その役割が終わると肌の生まれ変わりとともに表面に押し上げられて、垢とともに剥がれます。

しみというのはそのメラニンが集中して濃く見える状態です。

しみが増えるのは、メラニンが作られ続けるエラー状態ということができます。

しみ対策の基本は日焼け止めなどによる紫外線対策ですね。

日焼けが健康的に見えるという印象については否定はしませんが、紫外線は活性酸素を増やし、皮膚の細胞を傷つけ、酸化や糖化をひきおこします。
皮膚を老化させ、しみやしわ、たるみに直結するのです。

日焼けで色が黒くなっても、しみやしわが目立ちにくくなるだけ。


紫外線と皮膚がんの関連性も明らかになっています。

現在、日本でも60代の人の皮膚がんが増えています。
それは、60代の人々の若いころに「日焼けは健康にいい」「日焼けはかっこいい」という考えが流行したからだといわれています。

もちろんいまでも「日に当たって日焼けをしておくと風邪をひかなくなるから、外で遊びなさい!」
なんていう人はいますが、なんの根拠もなく、イメージだけの発言です。

わずか数分の日光浴でも、それが習慣化すれば皮膚がんは増加することが報告されています。

紫外線にはUV-AとUV-Bがありますが、どっちもダメ。

冬でも油断してはいけません。

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